匠の食工房
- 松本巧の美食コレクション -

全国のグルメを食べ歩いた美食家松本巧が選び抜いたお取り寄せグルメ


 

儲かるからという基準は一切なし

神戸三宮は日本一美味い街、少なくともグルメの激戦区だと思いますが、そこで43年の長きにわたって高級串揚げ店「串乃家」を営んできた料理人松本巧は自他ともに認める美食家。その美食遍歴の中から厳選した逸品の数々をここにコレクションしました。

全国にうまいものはたくさんあり、これからもどんどん増やしていきますが、いずれも松本巧がいいと思ったもの、味を作ったものです。売れるから、儲かるからという基準では一切扱いません。

グルメ、美食、おいしいものというのも、ただお金を出せばいいというものではない、情報サイトにあたって調べればたどり着くかというと、これもそうでもないと松本巧は言います。
 

妥協を許さないコレクション

松本巧の美食は素晴らしい友人たちに支えられています。かつてのドイツ迎賓館総料理長ダニエル、イタリアの世界ブランド名門ジュエラーであるダミアーニ、早逝された高円宮殿下、ノンフィクション作家柳田邦男、吟醸酒を開発・広めた故関矢健二、ドイツマイスター称号を持ったパティシエの田頭亨、そしてデパートへの営業で出会った伝説のバイヤーたちとの親交です。表から門をたたいたのでは得られない貴重にして稀少な会食体験と食談義が彼の舌を作り上げたのです。

こういう人脈や縁によるグルメ体験はベストセラー漫画「美味しんぼ」でもよく描かれたところで、あまりVIP人脈ばかりを言うのもいけ好かないのですが、言うなれば松本巧は海原雄山のようなところがあり、彼をもうちょっとソフトにしたような人柄。つまり、大まかには厳しい男で妥協を許さないタイプ。
 

多くの方に、後世に届けたい

その時その場で、確かな料理人に作ってもらう料理がいちばんうまいわけですが、それを経験できる人は限られます。なんとかしてパッケージにして手軽にして誰でもいつでも手に入るようにしたい、全国津々浦々から集めた自信を持っておいしいと言える逸品の数々を、全国津々浦々のたくさんの方に届けたい、後世にこの味を残したい、これが美食家松本巧の思いです。

匠の食工房編集部



 

松本巧のご挨拶

 

おいしいものは人を幸せにします。人は食べたものでできているという言葉があるくらい、食のあり方は人となりを作るものだと感じます。

食材がとれる現地で、腕のいい料理人が作ったできたてのものを食べるのがベストですが、いつもそうできるものでもありません。パッケージにすればどうしても質が落ちます。これをどうおいしさを保ったまま商品にできるか、これが「匠の食工房」のテーマであり、仕事です。その意味で、単なるコレクションではなく、私たちは作る人でもあります。

商品一つ一つ、何度も試作して調理したてのものに近づくように工夫を重ねています。それぞれの工場は、1980年代に産地直送システムを作り上げた伝説のバイヤーが太鼓判を押す工場です。工場の方たちは調理師顔負けの経験をお持ちです。彼ら彼女らとともに知見と情熱を惜しみなく投じて、丹精込めて作り上げた逸品。どうぞ、ご賞味ください。
 

「串乃家」主人/美食家 松本巧